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病気・健康の知識

若さを保つツボ・太谿(たいけい)

普段の生活の中であまり体を動かすことがない人は、足が冷えやすくなっています。体は血の巡りによって温まりますが、足の血の巡りは筋肉によって促されています。そんな足の冷え(下半身の冷え)に効果があり、また女性特有の症状「生理不順」「生理痛」にも有効で、「若さを保つツボ」としても知られる『太谿(たいけい)』を紹介します。

太谿の太の字は「大きい」や「盛ん」と言った意味で、谿の字は渓谷や渓流と言った意味です。太谿のツボは、足の裏の湧泉というツボから湧き出たエネルギーが渓流の流れとなって注ぐという意味のあるツボです。また腎臓の機能を高めるツボとしても知られています。腎臓が弱くなると、疲れやすい、発育の遅れ、性欲減退、早老化、頻尿、むくみ、腰痛、腰の重だるさなどの症状がでます。腎臓に働きかけて排尿機能を調節し、精力減退、体の疲れにも効果のあるツボです。

太谿は、非常に見つけやすい場所にあります。足の内くるぶしとアキレス腱との間のくぼみにあります(図参照)。押すと脈の拍動を感じる場所が太谿です。

 

 

西洋医学でいう腎臓とは、血液をろ過して尿をつくる臓器で、老廃物を体の外に出したり、体液量を一定に保つ役割を担っています。東洋医学でいう腎は、生まれながらの生命力の源である精を蓄えていて、精は成長、発育、生殖などに関わる生命の根源的な働きを指しています。腎の働きが衰えることを「腎虚」といいます。老化現象として表れる症状として、耳鳴りや難聴、頻尿、残尿感、前立腺肥大、骨粗鬆症、腰痛、抜け毛、白髪などが挙げられますが、これらは腎虚の症状といわれています。腎の働きを高めるため、耳の温灸や太谿の温灸がオススメです。

当社の「邵氏温灸器」で太谿に温灸を10分から15分当ててみて下さい。足の先からほんわかと温まり、足の冷えの改善につながります。また腎の働きが高まるため、女性特有の症状「生理不順」「生理痛」「更年期障害」などにも有効です。腎の気が不足してくると腰痛を起こしやすくなりますが、太谿の温灸は、腰痛にも有効で足腰が弱い方にもオススメです。

「邵氏温灸器」を太谿に当てて、腎の働きを高めて冷えを改善し、いつまでも若々しさを保ってみてはいかがでしょうか。