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病気・健康の知識

更年期症状・冷えのぼせ・イライラに効くツボ血海(けっかい)

 

『血の道症』・・「不眠やイライラ、足の冷えとのぼせがあり、生理不順や生理痛がある女性」

のことを東洋医学では、このように呼ばれています。

 

現代の女性の中で、このような症状が1つでも当てはまる方が多いのではないでしょうか。

 

よく更年期の女性は、ホルモンバランスがくずれるため、のぼせる人(ホットフラッシュ)が多くなります。

しかし、今は若い方や男性でものぼせる方が増えています。

 

これは環境ホルモンなどが原因で内分泌系(ホルモンバランス)が乱れ、血行障害になることがあるためです。

上半身に血が昇り下半身が冷えて、「冷えのぼせ」の状態になります。

 

 

このような方にオススメなのが「血海(けっかい)」への温灸です。

 

 

「血海」とは、膝蓋骨(しつがいこつ)の内側の上端から指3本の位置

(両足の太ももの膝から3センチ内側)にあるツボです(図参照)。

 

血海

 

 

 

このあたりを触ると独特の感触があり、指で深く押し込むと痛みが出ます。

 

 

「血海」は、脂肪を燃やして、水分代謝を促進し、冷え症を改善します。

また下半身の冷え、膝の痛み、痩身効果、貧血の改善などにも使用されます。

 

主に女性に多い症状ですので、血海は、「女性のツボ」とも言われています。

 

「邵氏温灸器」温灸を血海にあてると、服の上からでもほんわかと温かさが全身に伝わってきます。

血液循環が改善され、足の冷えが改善され、のぼせ感もとれてきます。

 

 

東洋医学の考え方では「気・血・水」のバランスが大事だとされています。

その中で「血」の流れをよくするための代表的なツボが「血海」なのです。

 

夜ぐっすり眠れない、目が疲れる、足がつる、皮膚が乾燥し荒れる、頭痛・生理痛・腰痛・膝の痛みがある、

このような症状は「血の病」と判断します。

「血海」を温めたりツボ刺激のマッサージをして「血の病」を改善して、身体のバランスを整えていきましょう。