Dr.Shawkea Official Blog この手で、出来る限り多くの 新薬開発に貢献したい。医学博士 邵 輝

―妊娠体質作りに必要なミネラルの代表格―

赤ちゃんを授かりました! | 2015-11-29

一方、妊娠体質づくりに必要なミネラルの代表格といえば、鉄、亜鉛、カルシウムです。

鉄には、免疫力を高め、粘膜を丈夫にする働きや、赤血球をつくったり、体内に酸素を運ぶ役割があります。妊娠中にはお腹の赤ちゃんにも酸素を届けなければなりませなから、より多くの鉄が必要になります。また、女性は月経により体外に鉄が放出されてしまうため、男性よりもたくさん鉄を摂る必要があります。

 

鉄分が不足するとさまざまな症状が出現しますが、その1つが不妊です。なぜなら、3章でお話ししましたように、卵巣では卵胞ホルモンと黄体ホルモンをつくっていますが、鉄が不足するとその黄体ホルモンの分泌が低下してしまうのです。すると子宮内膜を受精卵の着床に都合の良いように準備できません。つまり、赤ちゃんが育ちやすいふかふかなお布団が準備できないわけですから、不妊や不育のリスクが高まってしまうということなのです。

 

亜鉛はタンパク質の合成と大きな関係があり、不足すると正常な細胞分裂ができなくなってしまいます。卵子の成長、胎児の成長に不可欠な栄養素ですから、やはり意識して取り入れることが大事です。また、男性の場合は、男性ホルモンや精子の生成に深く関与していて、不足すると精子の数が減少し、生殖機能が低下するといわれています。

 

カルシウムは、現代人に最も不足しているミネラルです。骨や歯をつくるのに必要な栄養素であることはよく知られていますが、細胞の分裂・分化を促し、受精能を高める働きがあるため、妊娠にも欠かせません。また、神経の興奮や緊張を緩和させる働きがあるため、精神的なバランスがとれ、妊娠しにくい体から妊娠しやすい体への改善につながります。前にストレスは不妊の一因だとお話ししましたが、カルシウムは怒りっぽかったり、イライラした感情を沈着してくれるというわけです。

 

 

 

赤ちゃんを授かりました!より一部抜粋

                               邵 輝(ショウキ)

―新鮮な野菜をバランス良く―

赤ちゃんを授かりました! | 2015-11-22

私は皆さんに、いつも「妊娠したいのなら、新鮮な野菜をたくさん摂ってください」とお話ししています。極端かもしれませんが、子供を授かりたかったら、1日3食「野菜食」がいいくらいだと思っています。もちろんバランスの良い食事は基本ですが、今の日本人の食事には圧倒的にビタミンやミネラルが不足しているので、これらを意識的に摂ることが大切なのです。

 

ビタミンやミネラルは、代謝サイクルをスムーズにまわすための潤滑油的存在です。私たちが健康で、はつらつと暮らしていくためにはなくてはならない栄養素です。そのため、不足すると、「疲れやすい」「カゼをひきやすい」「なかなか眠れない」「イライラしやすい」などの不快症状の原因になってしまいます。さらに、生体機能自体にも乱れが生じ、ホルモンの分泌やバランスを悪化させてしまいますから、不妊の原因にもなってしまいます。ですから、生殖機能のリズムを整え、妊娠しやすい体質にするためには、ビタミン・ミネラルを十分補給していただきたいと思います(先述の棗はその意味でも強い味方です)。

 

なかでもビタミンCやビタミンB群などの水溶性ビタミンは、細胞を修復し、体内毒素を体外に出す生理作用があります。特に、ビタミンB群の一種である葉酸は、妊娠するために必要な栄養素の1つで、厚生労働省は妊婦さんや妊娠を希望している人に1日400μgの葉酸摂取を勧めていて、2000年からは母子健康手帳にも胎児奇形の発生予防のため、葉酸の必要性が記載されています。

 

葉酸はDNAがつくられるときに働く補酵素で、葉酸をしっかり摂取していると正常赤血球が形成され、染色体の傷を修復するともいわれています。また、タンパク質や細胞の合成に関係していることから、卵子の成長や胎児期の細胞分裂にとっても欠かせない栄養素です。ただし、葉酸を摂るときは、すべてのビタミンB群をバランス良く摂ることが大切です。葉酸の過剰摂取はビタミンB12不足の診断を困難にします。

 

 

 

赤ちゃんを授かりました!より一部抜粋

                               邵 輝(ショウキ)

―旬の食べ物にはパワーがある―

赤ちゃんを授かりました! | 2015-11-15

参考までに、以下に季節(旬)の食材例を挙げておきます。

 

[春]

・たけのこ(解毒作用がある)

・  春キャベツ(白血球を活性化し、細胞を元気にする)

・  春タマネギ(血糖値を下げる)

・  山菜類(解毒作用がある)

・  タンポポ(解毒作用、毛細血管拡張作用、利尿作用がある)

・  アスパラガス(アミノ酸が多い)

 

[梅雨]

・  シソ、山椒(利尿作用がある)

・  ラッキョウ(体を温めて水分を出す)

・  ワカメ(精神安定作用)

・  小魚(カルシウムが多い。脂肪酸を含んでいる。悪玉コレステロール値を下げる作用がある)

 

[夏]

・キュウリ、トマト(熱を下げる)

・  冬瓜(利尿作用がある)

・  オクラ(粘性物質。ビタミンCやカロテンを多く含む)

 

[秋]

・根菜類(体を温める)

・  キノコ類(免疫力を高める)

・  銀杏(咳を止める)

・  ナシ(痰を取り除く)

 

[冬]

・白菜(腸の毒を出す)

・  ゴボウ(抗ウイルス作用がある。中国ではカゼの薬に使われている)

・  春菊、ホウレンソウ、ニンジン(粘膜を丈夫にする)

・  陳皮(ミカンの皮のこと。カゼによい)

 

 

 

赤ちゃんを授かりました!より一部抜粋

                               邵 輝(ショウキ)