Dr.Shawkea Official Blog この手で、出来る限り多くの 新薬開発に貢献したい。医学博士 邵 輝

PROFILE

医学博士  邵 輝(しょうき)

北京中医薬大学医学部を卒業後、大阪大学医学部に留学。現在は全国各地の講師・講演を務める傍ら、新商品開発に向けて研究に情熱を注ぐ。
医学博士として東洋医学と西洋医学に精通し、将来の東西両医学の発展的融合を目指す貴重な第一人者

―体の悩みを解決―part3~糖尿病・肥満~

4000年健康法 | 2015-02-22

糖尿病は2010年には予備軍も含めると患者数は3000万人と推測される病気です。糖尿病と肥満は深いつながりがあります。基本的な治療法が同じなのですね。糖尿を抱えた肥満気味の人が、肥満を解消すると糖尿病も解消されます。

 

糖尿病とはインスリンの働きが低下し、それによって血液中のブドウ糖の濃度が高い状態が、長い時間続く症状です。

 

暴飲暴食・運動不足・ストレスが三大原因です。それに過度の疲労・肥満・先天的体質が加わることで発症します。

 

初期の段階ではほとんど自覚症状がなく、気付いた時にはかなり進行していることが多く、「網膜症による失明・心筋梗塞・壊疽による足の切断・神経障害など」多くの合併症を引き起こします。95%以上がⅡ型と呼ばれる後天的なもので、食事や運動などの生活習慣に関係しています。

 

中医学では糖尿病は「消渇(しょうかつ)」といいます。食べ過ぎによって体に「湿」が溜まり、経絡が詰まっている状態と考え、体を温め、利尿作用を高めて湿を除去します。

 

<気をつける点>

暴飲暴食をしない ブドウ糖をコントロールするインスリンが不足すると、細胞に必要なエネルギーが届かなくなり、血液中にブドウ糖が溢れます。血液中に溢れたブドウ糖は血管をボロボロにしていきます。

 

適度な運動をする 特に食事をした後に血糖値が上がるので、適度な運動をして血糖値を上げないようにするとよいでしょう。取り入れたエネルギーを使うことで、肥満も予防されます。

 

温灸で「神闕(しんけつ)」「血海(けっかい)」を温める 神闕は新陳代謝や血液循環を促進させ、血海は脂肪を燃やして冷え性を改善します。セルライトを取り除く肥満を予防します

 

※断食は水曜日がおススメ

飽食といわれる日本では、ダイエットが大ブームです。世界中の珍しい・美味しい食べ物を食べ、家庭では電化製品に囲まれ、一歩外に出れば電車や車が溢れ、体を動かすことが極端に少ない生活を送っている人が多くなっています。

 

そのため糖尿病などの生活習慣病や肥満の人が多く、土・日に行う週末断食に人気があります。ただ、陰陽五行から考えると、土曜日はご馳走を食べて体力をつける日ですから、断食するのはおススメできません。断食は24時間でいいと思いますし、断食をするなら五行の関係で解毒の水曜日が最適です。

 

多くの方は仕事をしていますから、水曜日の断食は少々エネルギー不足になるかもしれません。そんな時は水と果物をたくさん取って1日を過ごしてください。果物で糖分もエネルギーも十分取れますし、水はミネラルウォーターがいいですね。果物は、朝はバナナ1本、昼はりんご1個、夜はみかん2個を基本に食べてください。体調が整い、体がすっきりしてきます。

 

 

 

 

4000年健康法より一部抜粋  邵輝(ショウキ)

―体の悩みを解決―part2~ストレス・うつ病~

4000年健康法 | 2015-02-15

今、本当にストレスを抱えている人が多いです。そのストレスのために「交感神経興奮型」の人が増えています。交感神経の興奮が長く続くと、うつ病や精神不安などの心の病気を引き起こします。親が子どもを、子どもが親を殺したりという悲惨な事件が発生し、自殺する人も多い。心の病が充満して、深刻な状況だと思います。

 

うつ病は体のリズムが悪い、「気」が流れていないことにより生じます。中医学ではうつ病は経絡の詰まり、特に「絡」が詰まっていると考えます。脳や耳には細い血管が多く存在しているので、ここの詰まりによってうつ病やストレスが生じやすくなり、血管が硬くなります。簡単な自己診断として耳が硬いかどうか触ってみましょう。耳が硬いとストレスを抱えている可能性があります。怒りっぽくなります。

 

足が冷えると頭も冷えます。体が冷えていると朝起きるのがつらくなります。血圧も低いです。そんな時は寝る前に体を温めるといいですね。おへそと背中にカイロを貼って温めるのもいい方法です。

 

本当のうつではなく「気」が詰まっている人も多いですね。そういう方が病院に行って抗うつ剤をもらって飲むと、本当のうつになってしまうことがあるので気をつけてほしいですね。

 

<気をつける点>

新鮮な物、旬の物を食べる 生命力に溢れた新鮮な物には「気」があり、その「気」が自分自身を元気付けてくれます。体によい食べ物は一年中おなじではありません。例えば根菜類がいいからと夏に食べるのはよくありません。夏は体を冷やす作用のものを食べるのがいいのです。

 

頭を冷やさない 頭を冷やすと脳の血流が悪くなります。冷房はよくないですね。脳の血流をよくするものとして、私は「松節(しょうせつ)」をお勧めしています。松節は松瘤(まつこぶ)から採取した天然植物です。実験により精神を司る前頭葉の脳血流を改善することが実証されています。感情が穏やかになり、うつ病の予防効果が期待できます。夜寝る前に飲むと体が温かくなり、朝起きることができます。

 

体の中の酸素を増やす 特に脳の酸素を増やすことが大切。運動をして血液に酸素を取り込むことはうつ病の治療に効きます。体に酸素を増やすのに効果のあるものとして「紅景天(こうけいてん)」はいいですね。冬の長いチベットや宇宙飛行士などによく利用されています。1000年も前から中国で万病に効く秘薬として用いられてきた高山植物です。強心作用、抗がん作用、赤血球・白血球の働きを増進などの効果も期待できます。

 

温灸で「耳」と「壇中(だんちゅう)」を温め、松節を採るとうつ病やパニック病の改善が期待できます。

 

 

 

4000年健康法より一部抜粋  邵輝(ショウキ)

―体の悩みを解決!―part1~不妊症~

4000年健康法 | 2015-02-08

不妊に悩む女性はたくさんいます。女性の4人に1人が月経痛に悩んでいるという調査結果もあります。不妊や月経痛は子宮内膜症に見られる症状のひとつです。また、一人目を生んだ後になかなか二人目を妊娠しない不妊に悩む女性も多くいます。

 

不妊症とは妊娠を望み2年以上夫婦生活を営んでいるにもかかわらず妊娠に恵まれない場合をいいます。

 

WHO(世界保健機構)が、1996年に7273組の不妊症カップルに対して不妊原因を調査した結果、「女性に原因がある」は41%、「男性に原因がある」は24%、「男女ともに原因がある」は24%という内容でした。不妊というと女性だけの問題と考えられがちですが、男性の原因も多いということが分かってきました。女性、男性それぞれの不妊原因として次のことが考えられます。

 

女性の不妊原因 ①排卵障害 ②卵管障害 ③子宮障害 ④子宮頚管の精子通過障害

男性の不妊原因 ①突発性造精機能障害 ②精索動脈瘤 ③閉鎖性無精子症 ④染色体異常

 

女性不妊解消の決めては「子どもができやすい体を作る=子宮内膜の環境をよくする」ことです。子宮内膜は生命が宿る場所。子宮内膜の環境をよくすることが女性の不妊症を解決する大きなカギとなります。

 

自分の子宮内膜の状態を知る簡単な方法は、唇の色を見ることです。唇は毛細血管が多く集まっている場所なので赤く見えます。赤いのは血の色で、血や血管がきれいだと唇の色はピンク色になります。あなたの唇の色がピンク色だったら、子宮内膜は健康な状態であると判断してよいでしょう。

 

<気をつける点>

「命あるもの・新鮮なもの」を食べる 今の多くの方は生きているものを食べていないと思います。命あるものとは新鮮な「旬」のものです。女性はイソフラボンが豊富な豆腐や葛、さつまいもなどを取るといいですね。さつまいもは卵巣の形に似ているといわれ、さつまいもを多く食べる地域は不妊が少ないといわれています。男性はさといもがいいですね。形が睾丸に似ているといわれ、亜鉛が豊富に含まれています。

 

冷えに気をつける 冷えは不妊の大きな要因です。体が冷えるとホルモンのバランスが悪くなり妊娠しにくくなります。体を温める食べ物を食べ、温灸でツボを温めましょう。野菜や果物は昼にたくさん食べましょう。夜に食べると体を冷やしやすくなります。

 

甘いものは控えめにする 甘いものを取り過ぎると、体に「湿」ができやすくなり、血液がドロドロしてきます。二人目の不妊に悩む女性は、子どもと一緒に甘いものを食べることが多いので気をつけましょう。

 

食べ過ぎない 過食すると体は疲れてきます。胃や脾臓が弱くなり、「気」が作れなくなります。腹八分目が一番です。事実、現在のような飽食の生活をしているから出生率が下がっているのです。戦後、食糧が少ない時は出生率が今より高かったのです。

 

睡眠をたっぷり取る 十分な睡眠は体の疲れを取り去ります。PM11:00頃には寝るようにしましょう。体の中でホルモンが作られる時間帯です。

 

温灸で「神闕(しんけつ)」と「関元(かんげん)」を温める 神闕と関元を温めることで妊娠しやすいからだが作られます。

 

 

 

4000年健康法より一部抜粋  邵輝(ショウキ)