Dr.Shawkea Official Blog この手で、出来る限り多くの 新薬開発に貢献したい。医学博士 邵 輝

PROFILE

医学博士  邵 輝(しょうき)

北京中医薬大学医学部を卒業後、大阪大学医学部に留学。現在は全国各地の講師・講演を務める傍ら、新商品開発に向けて研究に情熱を注ぐ。
医学博士として東洋医学と西洋医学に精通し、将来の東西両医学の発展的融合を目指す貴重な第一人者

―経絡・ツボを刺激する―part3

4000年健康法 | 2015-01-25

具体的に温灸するツボと改善される症状をお話しましょう。温灸器はご自分の一番使いやすいものを選んでください。温灸は続けることで病状を緩和し、体質改善につながりますから、使いやすものを使うのが持続するコツです。

 

下痢 中医学では、下痢は内臓のエネルギーが不足している状態で、胃腸の冷えにより機能が乱れるのが原因と考えられています。おへその位置にある「神闕(しんけつ)」を温めます。「神闕」は不妊や痩身などにも効くツボです。急性・慢性の両方の下痢や慢性の胃潰瘍性大腸炎などに効果があります。約30分温めます。

 

便秘 便秘は女性に多いですよね。胃腸の冷えが経絡の流れを滞らせるので、胃腸を温めて働きを活発にすることが大切です。便秘になると体に毒が溜まるため、肌も荒れてきます。温灸のツボは、おへそから左右に約3cmの場所にある「天枢(てんすう)」、おへそから下約2cmにある「気海(きかい)」。それぞれ約15分温めます。

 

眼の疲れ 人間は情報の約8割を眼から得ているといわれています。特にパソコンなどで眼を酷使している人が多いのではないでしょうか。老化現象も原因のひとつですが、血液循環をよくすることで遅らせることは可能です。

中医学では眼の疲れは耳と目を通る胆経という経絡に原因があると考えます。温灸のツボは、こめかみの位置にある「曲鬚(きょくびん)」、のどぼとけの両脇にあるくぼみで脈を感じるところにある「人迎(じんげい)」。それぞれ約15分温めると眼の疲れが取れます。

この2つのツボを温灸すると同時にタンポポを摂ると、緑内障、網膜症、黄斑変性症に効果があり、目の疲れや老化、白内障の予防にも効果があります。

 

尿もれ・おねしょ 夜、気温が下がると尿量が増えます。これは大人も子どもの同じです。特に足を温かくし、冷たいものを控えましょう。温灸のツボは、尾骨の先端に位置する「長強(ちょうきょう)」、頭のてっぺんで耳と耳をつないだ線との交点にある「百会(ひゃくえ)」。それぞれ約30分温めます。ぽかぽかと気持ちよくなった子どもはぐっすり眠ります。

 

足のむくみ 中医学では、足のむくみは冷えと体内に水分が溜まるためと考えます。女性に多く、体が疲れてくると足もむくんできます。温灸のツボは、足内側の中央部で土踏まずが一番高くなった位置にある「公孫(こうそん)」。両足をそれぞれ焼く15分温めます。足のむくみが取れ、静脈瘤も改善します。

 

 

 

4000年健康法より一部抜粋  邵輝(ショウキ)

―経絡・ツボを刺激する―part2

4000年健康法 | 2015-01-18

具体的に温灸するツボと改善される症状をお話しましょう。温灸器はご自分の一番使いやすいものを選んでください。温灸は続けることで病状を緩和し、体質改善につながりますから、使いやすものを使うのが持続するコツです。

 

プチうつ 何となく気分が晴れない…、そんな時は脳に陽気を増やすといいですね。温灸するツボは、「耳」、胸の真中にある「壇中(だんちゅう)」、背中の脇の下の高さで背骨の上の位置にある「神道(神道)」、おへその位置にある「神闕(しんけつ)」。耳は自律神経を調節します。神道は督脈の上にあり、ストレスがとれて心が強くなります。神闕は体のエネルギーを増やします。毎日、それぞれ約20分温めます。

 

私が研究している松瘤から採取する松節は香りが高く、セロトニンを増やしてくれるので、うつ症状に効果があります。

 

腰痛 中医学では体の冷えが原因と考えられており、腰の辺りを温灸することで「寒」と「湿」を取り除きます。温灸するツボは、背骨の上の位置にある「腰陽関(こしようかん)」、横になって足を曲げた時、左右の股関節にできる筋の先端にある「環跳(かんちょう)」。ひざの後ろになる「委中(いちゅう)」も効果があります。それぞれ約20分温めます。

 

肩こり・五十肩 湿気の多く陽気が不足している日本の風土では、肩こりの人が多いです。五十肩は関節の老化が原因です。どちらも経絡の詰まりを取ると、治療や予防に効果的です。温灸するツボは、肩甲骨の一番上の内側にある「肩外兪(けんがいゆ)」。左右それぞれを約30分温めます。五十肩は気になる肩関節を温灸すると治療や予防に効果的です。

 

頭痛 頭痛は脳の血液の循環が低下したことで気が不足して起こります。温灸するツボは、頭のてっぺんで耳と耳をつないだ線との交点にある「百会(ひゃくえ)」。百会はエネルギーの集まる場所なので、温めると脳の血液循環がよくなります。約20分温めます。

 

 

 

4000年健康法より一部抜粋  邵輝(ショウキ)

―経絡・ツボを刺激する―part1

4000年健康法 | 2015-01-11

具体的に温灸するツボと改善される症状をお話しましょう。温灸器はご自分の一番使いやすいものを選んでください。温灸は続けることで病状を緩和し、体質改善につながりますから、使いやすものを使うのが持続するコツです。

 

女性の不妊 中医学では「女性は14歳になると月経が始まって任脈(にんみゃく)が通じ、子どもを作ることができる」と考えています。任脈とは血をコントロールする体の真ん中を通る経絡です。この経絡にある「神闕(しんけつ)」と「関元(かんげん)」というツボを温めると妊娠しやすい体を作るといわれています。「神闕」はおへその位置、「関元」はおへその約5cm下の位置にあるツボで、毎日、それぞれ30分位温めます。

 

シミやシワ 顔の血流をよくする「客主人(きゃくしゅじん)」と「四白(しはく)」のツボをそれぞれ15分位温めます。「客主人」は目尻の延長線と髪の生え際が交差する所、こめかみの位置にあります。「四白」は目の下の位置です。化粧液をツボの上に塗り、ガーゼをかぶせて上から温灸すると、吸収率が上がり効果的です。

 

痩身 燃えない脂肪の塊のセルライトは、肥満の元だけでなく血液の循環を悪化させ、下半身の冷えの原因にもなります。温灸はセルライトを取り除く効果があります。温灸するツボは、おへその位置にある「神闕(しんけつ)」と、両足の太ももの膝から約3cm内側にある「血海(けっかい)」。神闕は新陳代謝や血液循環を促進させ、血海は脂肪を燃やして冷え性を改善します。毎日、それぞれ約10分温めます。

以前ご紹介した1週間のリズムに沿った食生活をして下さい。※特に水曜日!

 

冷え性 冷え性は女性に多いですね。温灸療法は全身の血液循環を促進させる効果が高いので、寝る前にぜひ温灸して欲しいですね。温灸するツボは、「耳」、おへそのちょうど後ろ側(背中側)にある「命門(めいもん)」、足のくるぶしから約5cm上にある「三陰交(さんいんこう)」、足の親指と人差し指の股の付け根の位置にある「太衝(たいしょう)」、足内側の中央部で土踏まずが1番高くなった位置にある「公孫(こうそん)」。命門は体を温めるので生理痛が楽になります。三陰交は足の冷えに効果的です。太衝は自律神経・ストレス・頭痛を和らげます。公孫はむくみを解消します。それぞれ15分位温めます。

 

日本人は水毒の方が多いので、温灸のほかにタンポポ茶を飲んでほしいですね。タンポポ茶は利尿効果が高く、末梢循環をよくします。また朝食は和食にして下さい。パンは麦なので体を冷やします。

 

 

 

4000年健康法より一部抜粋  邵輝(ショウキ)