Dr.Shawkea Official Blog この手で、出来る限り多くの 新薬開発に貢献したい。医学博士 邵 輝

PROFILE

医学博士  邵 輝(しょうき)

北京中医薬大学医学部を卒業後、大阪大学医学部に留学。現在は全国各地の講師・講演を務める傍ら、新商品開発に向けて研究に情熱を注ぐ。
医学博士として東洋医学と西洋医学に精通し、将来の東西両医学の発展的融合を目指す貴重な第一人者

―健康になるために今日からできること―

4000年健康法 | 2014-06-29

人間はどうして病気になるのでしょうか。それは自然と調和しない生活を送っているからというのが中医学の考え方です。

 

人間は自然の一部です。太陽と共に起き、夜になったら眠る。暑い夏は汗をかき、寒い冬は体を温める。でも多くの人は、夏はクーラーの中で過ごし汗もかきません。

 

食べ物もそうです。季節ごとに自然が生み出した「旬のもの」を食べることが一番理にかなっているのに、寒い冬に夏の野菜を食べたりしています。トマトもきゅうりも一年中手に入る。現代は食べ物に旬がなくなっているのですね。

 

体が冷えている人も多いです。体に不要なものを出せずに溜め込んでいる人も多く、解毒が上手にできていない人が多くいます。

 

病院に行って薬をもらう前に、自分にできることをしてみましょう。難しいことではありません。

 

まず、リズムを守って生活してください。明るくなったら起きて、暗くなったら寝るというこの暮らしのリズムを、人間は何万年・何十万年と繰り返してきたのです。これは遺伝子の記憶なのです。このリズムを守ることが健康には一番大切なのです。

4000年健康法より一部抜粋  邵輝(ショウキ)

―経絡―

4000年健康法 | 2014-06-22

気血水と同様に、中医学で大切なものが「経絡」です。

 

経絡は脈のことです。経絡の「経」は「縦線」、「絡」は「横のつながり」を意味します。人体には「十二経脈」があり、これは人体を縦につなぐ脈です。一方、絡脈は細かい毛細血管のような組織が集まったもので、西洋医学では小血管を指すものです。

 

「経脈」は目に見えませんが、「絡脈」は目で見ることができます。例えば、「魚際の絡」という毛細血管があります。ここが青いと胃が冷えている・赤いと胃が熱を持っていると判断します。体表から目でみて観察することができるのです。

 

古代人は経絡を「川」に例えてきました。そのため「channel(チャネル=水路)」と訳されることもあります。

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経絡と呼ばれる川には太い川、細い川、手先や足先から頭頂まで流れる川といったいろいろな川が体の中を流れています。そしてこの川に「気・血・水」が流れています。気・血・水が滞りなく流れていれば、体の隅々にまで栄養が届き、体は健康を保ちます。

 

しかし、経絡を流れている気・血・水の流れが「詰まる」「少なくなる」「溢れる」など、流れに異常が起こると、痛みやコリになり体が弱わり病気になります。

 

経絡という河に流れている気血水の状態を分析して、滞りなく正常な状態に戻すのが中医学の考え方です。正常な状態に戻すのが「鍼灸」です。鍼灸はツボを刺激することで経絡を通じさせる、経絡という河の掃除をすることです。

鍼灸に抵抗のある方は是非温灸をして下さい。温灸は熱が深く浸透して体の芯から温める事ができます。

 

ちなみに温灸器には色々ありますが、熱くならず直接肌に触れても火傷の心配がなく、肌に温灸器の跡がつかない、1人でできるなど、手軽に利用できるものがいいでしょう。

 

4000年健康法より一部抜粋  邵輝(ショウキ)

―気血水学説―

4000年健康法 | 2014-06-15

バランスが取れて調和されているという考え方は、陰陽論と同時に気血水学説の基本概念です。気血水とは「気」「血」「水」のことで、この3つのバランスが崩れると病気になると考えられています。

 

気血水は五臓六腑と経絡を流れています。五臓は「肝」「心」「脾」「肺」「腎」の5つの臓器で、六腑は「胆」「小腸」「胃」「大腸」「膀胱」「三焦」を指します。経絡は体の上を流れる川のようなものと考えてください。

 

気血水と五臓六腑は深い関係があり、気血水のバランスが崩れると五臓六腑の働きが乱れ、五臓六腑の働きが乱れると気血水のバランスが崩れ、体は病気に傾いていきます。

 

 

「気」は「気力」「元気」「気合」といった言葉に使われるように、「体のエネルギーの源」です。「病は気から」などといわれるように、気は「生命を維持するエネルギー」です。

 

中医学では体内の血や水がスムーズに流れるのは「気」の働きによるものと考えます。

 

気が足りない状態は「気虚(ききょ)」「気弱(きじゃく)」と呼ばれ、「疲れやすい・元気がない・やる気がない・免疫力が低下する」などの状態になります。

 

気が詰まる「気滞(きたい)」になると、「ストレス・イライラする・のぼせる」などの状態になり、痛いところがあちこち変わります。

 

 

「血」は血管内に存在する赤色の体液の総称で、単に血液だけを指すものではありません。血液はもちろんのこと、栄養・酸素・ホルモン・水などを含んだものをいいます。

 

血が足りなくなる状態は、「血虚(けっきょ)」と呼ばれ、「冷え・めまい・心臓がドキドキする・生理不順」などの状態になります。

 

血が詰まる「瘀血(おけつ)」になると、「頭痛や生理痛のような痛みが出やすい・うつ状態・チアノーゼになる・内出血」などの状態になり、臓器に血が詰まると、心筋梗塞・脳卒中・子宮内膜症・ガンなどの原因になります。

 

顔にシミが目立つ方は瘀血体質であることが多く、一般に女性は生理があるので瘀血になりやすいです。

 

 

「水」は体の体液の総称で、「津液(しんえき)」、あるいは「陰液(いんえき)」とも呼ばれています。汗・尿・リンパ液・唾液・涙など、すべてが津液に含まれます。

 

水が足りない状態になると、皮膚がカサカサになったり、目や口内が乾いてきます。逆に水が多い「水毒」の人は肌がきれいです。

 

水が詰まる「痰湿(たんしつ)」や「痰飲(たんいん)」になると、「関節に水が溜まるリュウマチになる・むくみ・腎臓系が弱くなる・アトピー」などの状態になります。

 

痰湿は日本では「水毒(すいどく)」ともいわれています。四方を海に囲まれ、梅雨や高温多湿の夏、台風、降雪と一年を通して「湿」が溜まりやすいため、日本では水毒になる人が多いのです。

 

 

 

4000年健康法より一部抜粋  邵輝(ショウキ)