Dr.Shawkea Official Blog この手で、出来る限り多くの 新薬開発に貢献したい。医学博士 邵 輝

―五行学説とは―

4000年健康法 | 2014-05-25

五行学説とは季節の観察から生まれたものです。自然界や人間の体を5つに分類し、それぞれが互いに関係しあって成り立っているという考え方です。

 

五行とは木・火・土・金・水で、この5つの要素で世界を説明しようとするものです。季節も、味覚も、色も、体の中も、5つに分類して考えます。

 

例えば季節は「春・夏・長夏・秋・冬」の五季に、味は「酸・苦・甘・辛・鹹」の五味に、臓器は「肝・心・脾・肺・腎」の五臓に、色は「青・赤・黄・白・黒」の五色に分類します。

 

まず初めは「木(もく)」の「春」です。春は芽生えの季節。寒い冬が過ぎて春になると、中国や日本では東から風が吹いてきます。この時期よく報道される「春一番」と呼ばれる風です。風に乗って花粉が運ばれるため、花粉症が発生する時期でもあります。春の風は時に強く吹き、雪を溶かし、自然界は生命の誕生を迎えます。植物の葉の色は青緑に、紺碧に変わる。春はまさに青春なのです。五味は「酸味」、五臓は「肝」。

 

次は「火(ひ)」の「夏」です。火は炎上、熱く上昇のイメージを持っています。夏は暑くて汗が出て、南風が吹きます。気が上昇して不安等の症状が出やすく、ストレスになりやすい季節です。ゴールデンウイーク明けには登校拒否や出社拒否が増え、テレビや新聞を賑わします。この時期には日射病なども起こります。五味は「苦味」、五臓は「心」。

 

次は「土(ど)」の「長夏」です。土は農作物の種を蒔くイメージを持っています。この時期は梅雨と重なり、湿気が多く、体に「湿(しつ)」が溜まりやすい季節です。利尿作用のある冬瓜・なす・しょうが・しそ・山椒などを取るとよいでしょう。また、食中毒も多く、冷たいものを取り過ぎてお腹をこわして下痢など消化不良を引き起こします。五味は「甘み」で、五臓は「脾」。

 

次は「金(ごん)」の「秋」です。金は収穫のイメージを持っています。9月・10月は気候が乾燥し、西の方から風が吹きます。台風ですね。台風が過ぎるたびに湿気がなくなり、大気は乾燥していきます。喉の粘膜がやられて、ぜん息などの肺の疾患も多くなります。五味は「辛味」で、五臓は「肺」。

 

最後は「水(すい)」の「冬」です。下に下がる・向下のイメージを持っています。寒い北風が吹き、腎・膀胱の働きが盛んになるためトイレが近くなり、特に女性の膀胱炎が多くみられます。骨や関節が痛み、慢性関節リウマチなどは悪化します。

五味は「鹹(かん)」で、五臓は「腎」。

 

 

 

4000年健康法より一部抜粋  邵輝(ショウキ)

―中医学から知る「健康」とは―

4000年健康法 | 2014-05-18

西洋医学に対して東洋医学があります。定義は人によりさまざまですが、東洋医学は中医学だけでなく、インドのアーユルヴェーダやアラビアのユーナニ・ティブ、日本の漢方も含まれます。

 

しかし、世界的には東洋医学=中医学と捉えられています。鍼灸や漢方の源流は中国にあり、さらに「薬膳」といわれる食事療法や、「導引」といわれる体操療法、「推掌」といわれるマッサージや整体療法など多くの治療法が中国を源流にするが所以です。

 

中国では春秋戦国時代(BC770~BC221)にさまざまな思想が開花し、その中で陰陽五行説という哲学思想・世界観が誕生しました。そして『黄帝内経』『神農本草経』『傷寒雑病論』といった書物が書かれ、それが韓国や日本の伝統医学の源流になっています。

 

 

 

4000年健康法より一部抜粋

卲輝

糖尿病へのタンポポ茶の応用

お知らせ | 2014-05-14

十一月十四日は「世界糖尿病デー」。

「糖尿病に対して団結しよう」というキャッチフレーズのもと、

世界各地で糖尿病抑制に向けたキャンペーンが行われる。

 

糖尿病は今や世界の成人人口のおよそ5-6%にあたる二億四千六百万人が抱える病気であり、

日本でも四十歳以上の三人に一人が糖尿病または糖尿病予備軍であると推定されている。

 

しかも、糖尿病は自覚症状がないまま進行するので、健康診断で注意を促されても生活習慣を

改善させることができず悪化させてしまうことが少なくない。

 

発売して間もないころより、ショウキT-1(以下、タンポポ茶)が糖尿病によいという

症例や実験例が寄せられ、現在も多くの方が糖尿病改善の一助としてタンポポを

飲まれているが、本稿では東洋医学的見地からその理由を、

また、それらを裏付ける実験結果と症例をあわせて紹介する。

 

東洋医学では、糖尿病は消渇という。

飲食の不摂生、精神的ストレス、過度の労働、肥満、先天的体質などが発生の主な原因であり、

陰が虚損して体内の水分が奪われ、乾燥して体内に乾いた熱を生じる。

 

東洋医学では胴体を上焦、中焦、下焦の三つに分け、あわせて三焦と呼ぶ。

 

中国の古典「金匱要略」によると、糖尿病になると上焦には肺の熱がこもりのどが渇く、

中焦には胃の熱がこもるためいくら食べてもお腹が減る、

下焦には腎の熱がこもり多尿となるため腎臓の負担が大きくなる。

 

タンポポ茶には三焦を開く、つまり全身の毛細血管を開き、

かつ利尿する働きがあるので、体の中の湿熱を取る。重症化を避けるためには、

できるだけ三焦に湿熱としてある間に対処するのがよい。

 

というのは、三焦にたまった湿熱はやがて三焦と表裏している心包に入ってお皿を作るが、

これが問題であるからである。

 

心包には二つの大きな役割がある。一つは神志を主る。

これは精神のことで病むとうつになる。もう一つは血脈を主る。

これは血管のことで、病むと狭心症や心筋梗塞、脳梗塞になる。

 

目の毛細血管が壊れると網膜症に、腎臓の血管が壊れると腎透析になる。

これは糖尿病患者がうつになりやすいことや、血管がボロボロになり血栓ができて

全身で詰まる西洋医学の知見とも合致する。この場合も全身の毛細血管をひらいて

尿を出すのが有効であるので、タンポポ茶が適している。

 

また「金匱要略」に糖尿病にはハ味地黄丸が効くとある。

ハ味地黄丸が補腎の薬であるが、これは糖尿病になると全身的な新陳代謝の

異常により生体の機能が低下し、東洋医学でいう腎虚の状態になるからである。

病状が進行して透析などに移行した場合、六味丸(陰虚)、ハ味丸(陽虚)で

補腎する処方が考えられる。

 

さらに柴芩湯を加えてもよい。タンポポ茶には補腎の働きをするアリが入っており、

タンポポの湿熱を取る働きとあわせて効果がある。

尿毒症になり体が痒くなる症状に対しては、竜胆瀉肝湯や黄連解毒湯(清熱)などで解毒作用を高める。

 

健康プラス vol.15(2011年)より抜粋

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